ink-samurai2004-11-10

平成16年11月10日(水)
今朝一番の電話で「今回の出張は充実してるよ。良い物を沢山日本に送れそうだ。」と、侍の力強い声を聞いた。侍が帰国してからの目が回る毎日が容易に想像出来た一言でもある。
ところで、侍が留守の間の会社といえば、特別大きなトラブルも無ければ、特別大量の受注も無い。嬉しいような悲しいような、である。
また、細かい事務所作業の修正が山積みされているが、社員のセンスや能力が乏しいため、少し時間がかかると付け足しておく。

−今日の新聞記事から−
参院は十日、政府開発援助(ODA)に関して実施した実態調査の報告書をまとめた。中国に対するODAについて、中国の経済成長などを理由に「引き続き推進する必要性は見当たらなかった」と指摘し、特に円借款に関しては「廃止も視野に入れ、縮減するべきだ」と厳しい姿勢を打ち出した。
 中国など六カ国に派遣した議員団による報告書で、参院は二〇〇五年度予算編成に反映させたい意向だ。
 報告書は対中ODAの累計が三兆三千億円に上ることを強調。物価水準を加味した各国通貨の国内購買力の比率である「購買力平価」で換算した場合、中国が日本の二倍の経済力となることやフィリピンに低利融資を実施していることなどに言及した。
 その上で、対中ODAへの日本の国民感情について「サラリーマンはリストラに不安を抱き、中小企業や農民は中国からの輸入品との厳しい競争にさらされている」と指摘、「税金が中国に対するODAに使われることに割り切れない感情が国民の間にある」とした。
 円借款の在り方については日本の予算が財源不足で制約されている状況に触れ、「低利、長期返済期間の資金を貸し付けるのだから国民への説明責任や親日感情の醸成のためにも『顔の見える援助』に努める必要がある」と強調している。』

侍が中国へ向けた眼、確かである。